【CD】植木和輝〈アーリー・ロマンティック・ギター・リサイタル〉

ジュリアーニ：18の漸進的練習曲Op.51より第13番アレグレット、第14番グラツィオーソ／ソル：魔笛からの6つのアリアOp.19／ソル：25の練習曲Op.60より第23番アンダンティーノ／ソル：24の練習曲Op.31より第13番アンダンテ／ソル：6つの小品「やってみましょう」Op.45より第5番アンダンテ／レゴンディ：10の練習曲より第1番モデラート、第3番アレグレット・コン・モート／ジュリアーニ：ソナチネ第3番Op.71-3／ショパン～タレガ：ノクターン第2番Op.9-2

植木和輝（うえきかずき）のデビューアルバム。植木は11歳からクラシックギターを始め、菅井耕衛、津田昭治、塩谷牧子に師事。東京外国語大学卒業後に、渡米しマンハッタン音楽院に入学、デイヴィッド・スタロビンに師事し、2015年に修士号を取得、2016年に帰国し、故郷の新潟を中心に活動中です。本盤は、植木が帰国直前にタイムズ・スクエアのスタジオで録音した音源がベースとなっています。ソル、ジュリアーニ、レゴンディのややマニアックな作品を収録。黒田義正製作19世紀ギターレプリカを使用し、指頭奏法を用いたこだわりのアルバムです。全体的に音量は控えめで音質は素朴で柔らかい。ジュリアーニ「ソナチネ」終楽章のロンドのキレも良く、レゴンディやショパンでは、聴き応えのあるロマンチックな歌い回しを披露しています。

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