【CD】ガロベ&エスコバル〈オムス:独奏とデュオのためのギター音楽集〉

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ピアノ組曲「2本の線の間」(*)/ギターのための2つの独白/双子座(*)/ギターのための独白III/2つの楽章(*)/組曲「賛辞」/ギターのための独白IV/即興曲(*)/2つの練習曲/対話/花の色

※(*)ギター二重奏、他はガロベの独奏

ホアキン・オムスはスペインにおける「十二音技法」の先駆者として知られる作曲家です。しかし彼がこの技法を重用していたのは1950年代から60年代にかけてのことで、晩年はロマン派寄りの幾分抒情的な作風へと移行していたことで知られています。このアルバムにはオムスのギター作品(デュオも含む)全曲が収録されており、組曲「賛辞」のようなフランス印象派から影響を受けた初期の作品や、バルトーク風の「二本の線の間」、前衛的な中期の作品をはじめ、1967年の愛妻の死をきっかけとして書かれた瞑想的な雰囲気を持つ何曲かの「独白」を経て、最後のギター作品である1996年の「花の色」までの広範な曲を通じ、オムスが辿った道を知ることができます。(ナクソス・ジャパン)