【CD】ラファエル・フィアートル〈ギター・リサイタル〜期待の新進演奏家シリーズ〉

ラミレス〜ディアンス：アルフォンシーナと海／ラモー〜グリザール：クラヴサン組曲ホ短調第5番「鳥のさえずり」、ニ長調第1番「やさしい訴え」／ラモー〜グリザール：新クラヴサン組曲ト長調「未開人」／グラナドス〜フィアートル：詩的ワルツ集／リョベート：ソルの主題による変奏曲Op.15／バリオス：ワルツOp.8-3、マズルカ・アパシオナータ／ヴィラ=ロボス：前奏曲第5番ニ長調／スクリャービン〜フォーゲライ：前奏曲嬰ハ短調 Op.9-1／ラフマニノフ〜フォーゲライ：前奏曲ト短調Op.23

アメリカで毎年開催される「GFA国際ギターコンクール」。2018年の優勝者ラファエル・フィアートルは、この受賞記念アルバムでギターのオリジナル作品と編曲作品をとりまぜて演奏しています。フォルクローレの名作「アルフォンシーナと海」では、歌を用いることなくラミレスの音楽を詩情豊かに歌い上げ、グラナドスの「ワルツ」では古典的なフォームで書かれた作品をフィアートル自身がギター用に編曲、躍動的に演奏しています。他にもラモーやスクリャービン、ラフマニノフのピアノ曲をギターで演奏することで、新たな可能性を探っています。ヴィラ=ロボスやバリオスのオリジナル作品でもフィアートルは目の覚めるような演奏を披露。彼の演奏技術と音楽性を楽しめる格好の1枚になっています。（ナクソス・ジャパン）